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シリコーンゲルとは
シリコーンゲルとは、電気機械や電子機器などでデリケートなパーツを保護してくれる役割をしている大切な部品の一つです。シリコーンゲルはそのネーミングの通りシリコンで出来ているため、とてもソフトで柔らかく、いろいろな形にフィットするので、センシティブなパーツにとっては他のパーツとの衝撃を緩和するクッション的な役割をしています。
また、シリコーンゲルのシリコンには、熱を吸収する性質を持っているため、周辺が熱を持って熱くなりがちな部品でも問題なく対応することが可能です。また、シリコンのソフトな性質を生かして温度差が激しい場所でも割れたり欠けたりすることなく働く耐寒性のシリコーンゲルなどもあるようです。
それだけではありません。シリコーンゲルは湿気や電気なども完全シャットダウンすると言う性質があります。電気絶縁体としての役割を果たすこともできますし、また、汚染物質などから電子機器を確実に保護してくれる事も可能です。
このようなシリコーンゲルはパーツとして完成された形で販売される事が多いようです。シリコーンゲルをシートタイプにして販売されていたり、パッドタイプにして販売されていたりするので、シリコーンゲルが必要なメーカーなどはこれらのシリコーンゲルを購入してカスタマイズする事になるようですね。
どんな環境にも強く順応する事ができるシリコーンゲルは、電子機器や電気機器などハードウェアには従来から広く普及していますが、最近では医療現場や美容現場などでもシリコンを用いたアイテムが人気です。これからの社会はシリコンの時代になるのかもしれませんね。
シリコーンゲルの種類
シリコーンゲルにはいろいろな種類があります。シリコーンゲルを製造する際には、液体になっているシリコーンを固めてシート状またはパッド状のシリコーンゲルに変形するのですが、固める前の状態や粘度、また用途別にいろいろなタイプのシリコーンゲルに分類する事ができます。
・標準シリコーンゲル
標準シリコーンゲルは、二液加熱硬化タイプに分類されます。標準タイプのシリコーンゲルは使用可能な温度幅は広く、マイナス45度~150度までの温度に順応しています。温度を上げていくとシリコーンゲルが硬くなるという性質があります。標準シリコーンゲルは、電子機器や家電製品など一般的なユースの電子デバイスを保護する用途で使われることが多いようです。
・低温シリコーンゲル
標準タイプのシリコーンゲルよりもさらに低温で使うことができるタイプが低温シリコーンゲルです。シリコーンゲルが対応している温度幅は標準シリコーンゲルよりも広く、下はマイナス80度~200度まで対応しています。低温シリコーンゲルにはいろいろな粘度のタイプがラインアップされています。
・タフシリコーンゲル
タフシリコーンゲルは、適応温度は標準タイプのシリコーンゲルと同じぐらいでマイナス45度~150度ぐらいの温度に対応していますが、タフシリコーンゲルの場合には他のシリコーンゲルと比較すると応力緩和性に優れていて粘着力も優れていると言う特徴があります。強い密着力が必要な場所や、寸法が安定していなければいけないパーツなどにシール的目的で使われることが多いようです。
私達の身の回りにあるシリコーンゲル
シリコーンゲルは私達の周辺にもたくさん存在しています。
例えばコンタクトレンズ。コンタクトレンズの中でも人気が高いソフトコンタクトレンズは酸素を通してくれるので長時間つけていても目が痛くならないコンタクトレンズとして知られています。このソフトコンタクトレンズに使われている素材が実はシリコーンゲルなのです。
コンタクトレンズに使用されているシリコーンゲルは、シリコーンゲルの中でもハイドロゲルと言うタイプのシリコーンゲルで、酸素をよく通すと言う性質を持っています。ソフトコンタクトレンズが誕生した頃からシリコーンゲルがコンタクトレンズの素材として利用されていたのかといえばそういうわけではなく、もともとはヒドロキシエチルメタクリレートと呼ばれる素材が使われていました。
しかし、乾燥しやすいと言うデメリットがあったため、乾燥しにくく酸素をたっぷりと通すことができるシリコーンゲルがソフトコンタクトレンズの素材として利用されるようになりました。
現在のソフトコンタクトレンズのほとんどはシリコーンゲルを素材として利用しています。瞬きをしてもずれにくく、酸素をよく通すので長時間つけていても目が痛くなりにくいというメリットがあるようです。また、シリコーンゲルは汚れを吸着しにくいと言う性質も持っているため、淡白質などによる汚れがあまり気にならないですむという性質もあります。シリコーンゲルっていろいろな使用用途があるのですね。